千葉県香取郡多古町を中心に、出張自転車修理業を営む自転車サンキューのブログです。
日々の出来事や、ちょっとした事を書いていこうかと思っております。
前回のエンジン修理から、その他不動の原因を探りながら各部点検を致しました。
突然ですが、ガソリンエンジンがスムーズに動くには必要な3要素があるのは御存知ですか?
良い混合気(ガソリンと空気)良い圧縮(内燃機は内圧)良い火花(電装)の3つは絶対に欠かせない要素なんです。
エンジンが動かない場合は、このあたりを探る必要があります。
1.ガソリンは入っているかな?古くて品質が変化・劣化していないかな?
2.燃料ポンプは動くかな?タンク内・通路・ホースは詰まっていないかな?
3.キャブレター・インジェクターは詰まり・故障がないかな?調整が合っているかな?
4.吸気フィルターは汚れていないかな?スポンジがボロボロでゴミを吸い込んでいないかな?
5.吸気BOXやマニホールド、エンジンから二次エアーを吸っていないかな?
6.エンジンは圧縮漏れしてないかな?油漏れがないかな?カーボン汚れ・詰まりは無いかな?
7.エンジンはスムーズに動くかな?部品のシリンダー・ヘッド・ピストン・リング・ガスケット他、部品の傷はないかな?
8.オイルは入っているかな?汚れていないかな?オイルポンプは壊れてないかな?
9.バッテリーは電圧が足りているかな?交換時期・寿命が過ぎていないかな?
10.スパークプラグは汚れていないかな?交換時期・寿命を超えて使っていないかな?
11.CDI・点火コイル・プラグコード・プラグキャップ、部品・配線の故障はないかな?
ざっとですがコレ位は確認が必要です。
パッと見で故障が判断出来れば、その箇所だけ修理すれば直る事もあります。
バイク屋さんに頼むと非常に高額になる可能性もありますが、直すには大変な作業と交換必須な部品が必ずあるので、この点は覚悟してください。
機械部品はいずれ壊れます。使いっぱなしで寿命が短くなるのは計算出来ませんが、新車でも数年で壊れる箇所は必ず出てきます。
修理代金を気にするのも大事でしょうけど、一番大事なのは「使用される方の命」です。
安全に使用出来ない状態で、それに気付かずに無理矢理動かしているから壊れてしまうのです。
車検が無い乗り物でも、メンテナンス不要の乗り物は無い事を理解して欲しいですね。
小言が多すぎて書ききれなくなりますので、作業の方に移行します(笑)
まずは燃料から。見た目タンク内に錆は無さそうですが、フィルターを確認する為に外します。
フィルターに錆の付着も無く良好でしたが、少し汚れやゴミが溜まっていました。
次はヤマハのゴム製マニホールドを交換です。左劣化ヒビ割れ 右新品
安価で密着させるにはもってこいの素材ですが、数年経つとヒビが入って割れます・・・。
次はキャブレターを再分解。一度掃除してもエンジンが掛からなかったので、部品を換えてみます。
ジェットニードルを交換。通路は全部掃除して組み直しました。
何度も色々とあっちこっち確認して作業をした為、順番は違いますが、燃料・ホース・吸気・エンジンまで終了したので、その他オイル・電装を確認します。
2ストロークはガソリンにオイルも混ぜて燃やして動かします。分離給油といってタンクが別にありますので、常に絶やさない・切らさないのが重要です。
オイルポンプ確認と同時にゼネレータ発電関係も清掃・確認します。
このスクーターは強制空冷式と言って、エンジンクランク軸を回すついでに発電側から扇風機のファンの逆ような感じで空気を取り込み、冷却の足しにしています。
空気が通れば埃汚れも通ってきます。
汚れを落として分解し、オイルポンプを確認します。
グリースは汚いですね。新車製造から20年は経っていますし・・・。
ポンプを動かして吐出を確認、ホースも通路を掃除してオイルを入れなおし、空気を抜きます。
オイルポンプはエアー抜きが重要です。ブレーキもそうですが、素人さんは手を出さない方が良い部分ですね。
グリースを入れなおしてガスケットを新品交換し、漏れを防ぎます。
色々と整備して順番も分かりませんが、最後の電装関係、画像は無しですがプラグや点火を確認しました。
CDIという点火タイミングのコンピュータ回路みたいな物も念の為中古を購入して確認。
これでやる事は全てやったかな。
でもエンジンが掛かりません・・・・。終わった・・・・。私の能力全てを使っても直せなかった・・・・・。
もう捨てちゃおうかな・・・・。
と思って諦めたところに、何か微かに聞こえた音が・・・・・。シュ~・・・・。
ん?マフラーから白い煙も少しだけ出てきました。まさかね・・・・。
近所迷惑ですがマフラーを外してエンジンを掛けます。
ババババババーーーーーー!!!!!!!!!!!!!って今までが嘘のように簡単に始動しました。
そう、原因不明ですがマフラーが詰まって排気が出来なくなっていたのです。
一生懸命に吸気から圧縮・点火までいったのに、排気が出来なければまた吸気へのサイクルが出来ないのです。
またひとつ勉強になりました。思いもよらない故障箇所でしたね。
無事にエンジンも始動して産業廃棄物としてゴミにならずに済みました。
これだけ手間もお金も掛けたのに、直らなかったら本当に悲しいですから。
あとはマフラー・タイヤ・ベルトも新品交換して、自分で登録をして整備士講習の通学に使おうと思います。
30キロ制限の無い貴重な原付二種。二輪免許は必要ですが、とても便利な乗り物ですね。
突然ですが、ガソリンエンジンがスムーズに動くには必要な3要素があるのは御存知ですか?
良い混合気(ガソリンと空気)良い圧縮(内燃機は内圧)良い火花(電装)の3つは絶対に欠かせない要素なんです。
エンジンが動かない場合は、このあたりを探る必要があります。
1.ガソリンは入っているかな?古くて品質が変化・劣化していないかな?
2.燃料ポンプは動くかな?タンク内・通路・ホースは詰まっていないかな?
3.キャブレター・インジェクターは詰まり・故障がないかな?調整が合っているかな?
4.吸気フィルターは汚れていないかな?スポンジがボロボロでゴミを吸い込んでいないかな?
5.吸気BOXやマニホールド、エンジンから二次エアーを吸っていないかな?
6.エンジンは圧縮漏れしてないかな?油漏れがないかな?カーボン汚れ・詰まりは無いかな?
7.エンジンはスムーズに動くかな?部品のシリンダー・ヘッド・ピストン・リング・ガスケット他、部品の傷はないかな?
8.オイルは入っているかな?汚れていないかな?オイルポンプは壊れてないかな?
9.バッテリーは電圧が足りているかな?交換時期・寿命が過ぎていないかな?
10.スパークプラグは汚れていないかな?交換時期・寿命を超えて使っていないかな?
11.CDI・点火コイル・プラグコード・プラグキャップ、部品・配線の故障はないかな?
ざっとですがコレ位は確認が必要です。
パッと見で故障が判断出来れば、その箇所だけ修理すれば直る事もあります。
バイク屋さんに頼むと非常に高額になる可能性もありますが、直すには大変な作業と交換必須な部品が必ずあるので、この点は覚悟してください。
機械部品はいずれ壊れます。使いっぱなしで寿命が短くなるのは計算出来ませんが、新車でも数年で壊れる箇所は必ず出てきます。
修理代金を気にするのも大事でしょうけど、一番大事なのは「使用される方の命」です。
安全に使用出来ない状態で、それに気付かずに無理矢理動かしているから壊れてしまうのです。
車検が無い乗り物でも、メンテナンス不要の乗り物は無い事を理解して欲しいですね。
小言が多すぎて書ききれなくなりますので、作業の方に移行します(笑)
まずは燃料から。見た目タンク内に錆は無さそうですが、フィルターを確認する為に外します。
フィルターに錆の付着も無く良好でしたが、少し汚れやゴミが溜まっていました。
次はヤマハのゴム製マニホールドを交換です。左劣化ヒビ割れ 右新品
安価で密着させるにはもってこいの素材ですが、数年経つとヒビが入って割れます・・・。
次はキャブレターを再分解。一度掃除してもエンジンが掛からなかったので、部品を換えてみます。
ジェットニードルを交換。通路は全部掃除して組み直しました。
何度も色々とあっちこっち確認して作業をした為、順番は違いますが、燃料・ホース・吸気・エンジンまで終了したので、その他オイル・電装を確認します。
2ストロークはガソリンにオイルも混ぜて燃やして動かします。分離給油といってタンクが別にありますので、常に絶やさない・切らさないのが重要です。
オイルポンプ確認と同時にゼネレータ発電関係も清掃・確認します。
このスクーターは強制空冷式と言って、エンジンクランク軸を回すついでに発電側から扇風機のファンの逆ような感じで空気を取り込み、冷却の足しにしています。
空気が通れば埃汚れも通ってきます。
汚れを落として分解し、オイルポンプを確認します。
グリースは汚いですね。新車製造から20年は経っていますし・・・。
ポンプを動かして吐出を確認、ホースも通路を掃除してオイルを入れなおし、空気を抜きます。
オイルポンプはエアー抜きが重要です。ブレーキもそうですが、素人さんは手を出さない方が良い部分ですね。
グリースを入れなおしてガスケットを新品交換し、漏れを防ぎます。
色々と整備して順番も分かりませんが、最後の電装関係、画像は無しですがプラグや点火を確認しました。
CDIという点火タイミングのコンピュータ回路みたいな物も念の為中古を購入して確認。
これでやる事は全てやったかな。
でもエンジンが掛かりません・・・・。終わった・・・・。私の能力全てを使っても直せなかった・・・・・。
もう捨てちゃおうかな・・・・。
と思って諦めたところに、何か微かに聞こえた音が・・・・・。シュ~・・・・。
ん?マフラーから白い煙も少しだけ出てきました。まさかね・・・・。
近所迷惑ですがマフラーを外してエンジンを掛けます。
ババババババーーーーーー!!!!!!!!!!!!!って今までが嘘のように簡単に始動しました。
そう、原因不明ですがマフラーが詰まって排気が出来なくなっていたのです。
一生懸命に吸気から圧縮・点火までいったのに、排気が出来なければまた吸気へのサイクルが出来ないのです。
またひとつ勉強になりました。思いもよらない故障箇所でしたね。
無事にエンジンも始動して産業廃棄物としてゴミにならずに済みました。
これだけ手間もお金も掛けたのに、直らなかったら本当に悲しいですから。
あとはマフラー・タイヤ・ベルトも新品交換して、自分で登録をして整備士講習の通学に使おうと思います。
30キロ制限の無い貴重な原付二種。二輪免許は必要ですが、とても便利な乗り物ですね。
先日の分解から後編で組み付けを行いました。
まずは安心の日本製ベアリングを購入します。
NSK NTN KOYO等色々な会社がありますが、やはり日本製は精度が高く、この辺の品質は本当に世界に誇れるし日本人に生まれて良かったなと感じます。
自転車のホイールを整備している時によく思う事ですが、1万円もしない自転車はボールベアリングが新車でもガタガタと動きが酷いです。
バイクだと日本製でも酷使されて悪くなっていますから、この部品も悪くなってきたら交換が必須ですね。
新品を打ち付けます。
ミッションも組んでいきます。
オイルシールを取り付け、動きも確認します。
これで完成!と思いきや、ひとつ忘れていました。
軸は両端で支えていたんですよね。注文を忘れて、また送料が・・・・・。
ケース側の小さなベアリングも注文して交換しました。
片側だけ交換しても、またすぐに軸が振れてしまいますからね。
いや~、それにしてもお金が掛かる。
古いバイクはあちこち悪くなりますし、車検が無いから壊れるまで酷使されちゃうんですよね。
あ~ぁ、宝くじの高額当選でもしないかな~(笑)
さて、トランスミッションの油漏れが修理出来たところで、駆動系を仕上げます。
ウェイトローラーの磨耗が殆ど無いので、交換してあるようですね。
ケースを開けた時の微妙な綺麗さは、一度整備した証拠だったのです。
ベルトは交換したいところですが、不動車ですのでとりあえず後回し。
プーリー・クラッチも取り付けます。
走行距離?万7千キロでエンジンの殆どを整備しました。
汚れとかを見ると、2万から3万キロは絶対に走っていたでしょうね。
ともあれ、これで一旦エンジンは終了です。
次回はその他点検です。
まずは安心の日本製ベアリングを購入します。
NSK NTN KOYO等色々な会社がありますが、やはり日本製は精度が高く、この辺の品質は本当に世界に誇れるし日本人に生まれて良かったなと感じます。
自転車のホイールを整備している時によく思う事ですが、1万円もしない自転車はボールベアリングが新車でもガタガタと動きが酷いです。
バイクだと日本製でも酷使されて悪くなっていますから、この部品も悪くなってきたら交換が必須ですね。
新品を打ち付けます。
ミッションも組んでいきます。
オイルシールを取り付け、動きも確認します。
これで完成!と思いきや、ひとつ忘れていました。
軸は両端で支えていたんですよね。注文を忘れて、また送料が・・・・・。
ケース側の小さなベアリングも注文して交換しました。
片側だけ交換しても、またすぐに軸が振れてしまいますからね。
いや~、それにしてもお金が掛かる。
古いバイクはあちこち悪くなりますし、車検が無いから壊れるまで酷使されちゃうんですよね。
あ~ぁ、宝くじの高額当選でもしないかな~(笑)
さて、トランスミッションの油漏れが修理出来たところで、駆動系を仕上げます。
ウェイトローラーの磨耗が殆ど無いので、交換してあるようですね。
ケースを開けた時の微妙な綺麗さは、一度整備した証拠だったのです。
ベルトは交換したいところですが、不動車ですのでとりあえず後回し。
プーリー・クラッチも取り付けます。
走行距離?万7千キロでエンジンの殆どを整備しました。
汚れとかを見ると、2万から3万キロは絶対に走っていたでしょうね。
ともあれ、これで一旦エンジンは終了です。
次回はその他点検です。
先日のエンジン上部に続いて後部を点検しました。
自転車やスーパーカブ等はチェーン駆動ですが、スクーターはベルト駆動です。
チェーンに比べると磨耗劣化も早いですね。
乗りっぱなしで普段目にすることも無い場所なので、多くの方はベルトが切れるまで気にすることも無いのが現状でしょう。
開けて見ると、過去に整備してきた物よりも綺麗でした。
おそらく1年以内に一度は整備してあるのかな?
ベルトやプーリーフェイスも綺麗です。少し磨耗はしていますが使えそうです。
分解前からエンジン下部のオイル漏れでベタベタなのは気付いていましたが、どうやら右側のトランスミッションが悪くなっているようです。
油汚れを落として分解作業を出来るようにします。
何をするにも掃除、掃除。整備とは清掃が7割かもしれません。
矢印1のオイルシールが破損してオイルが中から漏れていました。
2,3の下に溜まって外部まで漏れていたようです。
シールだけ交換すれば直る可能性も考えましたが、ベアリング不良で軸が振れてガタガタになり、シールが破損したようなので丸ごと分解してみます。
軸・ベアリング・トランスミッションギヤ等を外します。
簡単に見えますが、実は分解が大変です。
ブレーキ・タイヤ側のベアリングやシールも外します。
内部のベアリング・シール・ギヤを全て分解して清掃しました。
これで交換する部品を見積もって、漸く注文なのですが、自己所有のバイクなのでゆっくり時間を掛けました。
次回はミッション組み付け、前後しましたが駆動系も仕上げます。
自転車やスーパーカブ等はチェーン駆動ですが、スクーターはベルト駆動です。
チェーンに比べると磨耗劣化も早いですね。
乗りっぱなしで普段目にすることも無い場所なので、多くの方はベルトが切れるまで気にすることも無いのが現状でしょう。
開けて見ると、過去に整備してきた物よりも綺麗でした。
おそらく1年以内に一度は整備してあるのかな?
ベルトやプーリーフェイスも綺麗です。少し磨耗はしていますが使えそうです。
分解前からエンジン下部のオイル漏れでベタベタなのは気付いていましたが、どうやら右側のトランスミッションが悪くなっているようです。
油汚れを落として分解作業を出来るようにします。
何をするにも掃除、掃除。整備とは清掃が7割かもしれません。
矢印1のオイルシールが破損してオイルが中から漏れていました。
2,3の下に溜まって外部まで漏れていたようです。
シールだけ交換すれば直る可能性も考えましたが、ベアリング不良で軸が振れてガタガタになり、シールが破損したようなので丸ごと分解してみます。
軸・ベアリング・トランスミッションギヤ等を外します。
簡単に見えますが、実は分解が大変です。
ブレーキ・タイヤ側のベアリングやシールも外します。
内部のベアリング・シール・ギヤを全て分解して清掃しました。
これで交換する部品を見積もって、漸く注文なのですが、自己所有のバイクなのでゆっくり時間を掛けました。
次回はミッション組み付け、前後しましたが駆動系も仕上げます。
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プロフィール
HN:
代表 高山光弘
年齢:
44
HP:
性別:
男性
誕生日:
1980/08/10
職業:
自営業
趣味:
バイク
自己紹介:
千葉県香取郡多古町を中心に、出張自転車修理業を営む自転車サンキューです。
ご用命がありましたら、ぜひお電話ください。TEL090-8308-0039
ご用命がありましたら、ぜひお電話ください。TEL090-8308-0039
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