千葉県香取郡多古町を中心に、出張自転車修理業を営む自転車サンキューのブログです。
日々の出来事や、ちょっとした事を書いていこうかと思っております。
今回はオイル交換です。
2ストロークエンジンは混合気と共に燃焼させるので、切らさずに補給しなければ潤滑が止まって焼き付き、壊れてしまいます。
では、4ストロークではどうでしょうか?
車だと3000キロとか5000キロもしくは6ヶ月とか1年に1回は交換ですよね?
バイクも同じなのですが、特有の仕組みにより、使用状況によって変化してしまう危険な罠があるのです。
まず、エンジンに入っている容量を御確認ください。700~800mL位で1リットルも入っていないかと思います。小排気量なので車と比べたら量が少ないですね。
次は仕組みです。オイルはエンジンの潤滑に欠かせませんが、極微量はピストンリングを超えて
燃焼室に入りますので、2ストと同じく燃やして走る状況にもなっています。
また、エンジン内が磨耗してクリアランスが大きくなったり、支那製品など素材で最初からクリアランスや精度が悪く大きい物もあります。
隙間が大きい=熱に晒される=オイルが劣化しやすいので汚れるという仕組みです。
私の経験では、古い4st空冷単気筒エンジン200ccの軽二輪で高速道路を走ったら、4stなのにオイルが燃えてかなり減った事があります。
4stでも「減る」 これが胆です。
そして前回のエアーフィルターを見てください。エンジンから排気した未燃焼ガスをもう一度
吸気に戻して完全燃焼をさせます。
エンジンオイルはエンジンに入っていましたよね?どこに行きました?何処にも移動していませんか?
エアークリーナーの中のフィルターに付着したのと、ドレンという透明チューブに溜まっていますよね?
そうなんです。オイルは1.少ない量で2.劣化し易く3.燃えて減り4.内部移動もしています。
ですから油量の点検は必須ですし、3000キロどころか2000キロ毎に交換した方が良いかもしれません。
勿論使用状況によって変わりますが、大きな声では言えないような常時全開走行を続けていると、私の高速道路の経験のように高回転高負荷でかなり早く減る事もあります。
オイル管理を怠ると、内部の潤滑が悪くなり、ベアリングの故障も起こり易くなります。
以前に掲載していますが、スズキのレッツ4やアドレスV50はベアリングの故障が目立つ車種ですね。
http://jitensya39.blog.shinobi.jp/%E6%95%B4%E5%82%99/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%80%80%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9v50g%E3%80%80%E6%95%85%E9%9A%9C%E8%BB%8A%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%80%801.%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E5%86%85%E3%81%AE%E7%95%B0%E9%9F%B3_135
ものすご~~~~~く前置きが長くなりましたが、作業に入ります。
車では上抜きなんかありますが、バイクは横もしくは下しかありません。
このJOGはキックの左側下センタースタンド辺りにドレン口があります。
普段は多くの業者が横のそこからしか作業しませんが、今回はフィルターも外すので完全な下抜きをします。
カメラが悪くて見えませんが、スタンド上に丸い穴があります。
洗浄後ですが、このように金属のフィルターで金属片等の異物を濾過してオイルポンプで潤滑させています。
これは業者が定期点検でしか開けない部分でしょうね。Oリングゴムの新品交換も発生しますし。
エンジンオイル交換作業は飛ばしてトランスミッションギヤオイル交換です。
新品はほぼ蜂蜜のような透明さがありますが、こんな色で出てきました。
1万キロごとの交換が必須です。
オイル管理は重要です。早めに点検・交換をしましょう。
次はFIスロットルバルブの洗浄です。スプレー剤でエンジン内を洗浄します。
これはオイル交換前にやった方が劣化しなくていいと思います。
これで見えませんがバルブに溜まったカーボンも少し落ちてるといいのですがね。気休めです。
タイヤ交換で外した時に、マフラーも少し錆で白っぽくなっていたので、塗装しました。
どうしても熱が伝わるエキパイは錆び易いですね。下回りは雨や泥で汚れますし。
これで殆どの点検が終わりました。残るは前後タイヤ・ブレーキだけです。
次回はタイヤを掲載します。
2ストロークエンジンは混合気と共に燃焼させるので、切らさずに補給しなければ潤滑が止まって焼き付き、壊れてしまいます。
では、4ストロークではどうでしょうか?
車だと3000キロとか5000キロもしくは6ヶ月とか1年に1回は交換ですよね?
バイクも同じなのですが、特有の仕組みにより、使用状況によって変化してしまう危険な罠があるのです。
まず、エンジンに入っている容量を御確認ください。700~800mL位で1リットルも入っていないかと思います。小排気量なので車と比べたら量が少ないですね。
次は仕組みです。オイルはエンジンの潤滑に欠かせませんが、極微量はピストンリングを超えて
燃焼室に入りますので、2ストと同じく燃やして走る状況にもなっています。
また、エンジン内が磨耗してクリアランスが大きくなったり、支那製品など素材で最初からクリアランスや精度が悪く大きい物もあります。
隙間が大きい=熱に晒される=オイルが劣化しやすいので汚れるという仕組みです。
私の経験では、古い4st空冷単気筒エンジン200ccの軽二輪で高速道路を走ったら、4stなのにオイルが燃えてかなり減った事があります。
4stでも「減る」 これが胆です。
そして前回のエアーフィルターを見てください。エンジンから排気した未燃焼ガスをもう一度
吸気に戻して完全燃焼をさせます。
エンジンオイルはエンジンに入っていましたよね?どこに行きました?何処にも移動していませんか?
エアークリーナーの中のフィルターに付着したのと、ドレンという透明チューブに溜まっていますよね?
そうなんです。オイルは1.少ない量で2.劣化し易く3.燃えて減り4.内部移動もしています。
ですから油量の点検は必須ですし、3000キロどころか2000キロ毎に交換した方が良いかもしれません。
勿論使用状況によって変わりますが、大きな声では言えないような常時全開走行を続けていると、私の高速道路の経験のように高回転高負荷でかなり早く減る事もあります。
オイル管理を怠ると、内部の潤滑が悪くなり、ベアリングの故障も起こり易くなります。
以前に掲載していますが、スズキのレッツ4やアドレスV50はベアリングの故障が目立つ車種ですね。
http://jitensya39.blog.shinobi.jp/%E6%95%B4%E5%82%99/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%80%80%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9v50g%E3%80%80%E6%95%85%E9%9A%9C%E8%BB%8A%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%80%801.%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E5%86%85%E3%81%AE%E7%95%B0%E9%9F%B3_135
ものすご~~~~~く前置きが長くなりましたが、作業に入ります。
車では上抜きなんかありますが、バイクは横もしくは下しかありません。
このJOGはキックの左側下センタースタンド辺りにドレン口があります。
普段は多くの業者が横のそこからしか作業しませんが、今回はフィルターも外すので完全な下抜きをします。
カメラが悪くて見えませんが、スタンド上に丸い穴があります。
洗浄後ですが、このように金属のフィルターで金属片等の異物を濾過してオイルポンプで潤滑させています。
これは業者が定期点検でしか開けない部分でしょうね。Oリングゴムの新品交換も発生しますし。
エンジンオイル交換作業は飛ばしてトランスミッションギヤオイル交換です。
新品はほぼ蜂蜜のような透明さがありますが、こんな色で出てきました。
1万キロごとの交換が必須です。
オイル管理は重要です。早めに点検・交換をしましょう。
次はFIスロットルバルブの洗浄です。スプレー剤でエンジン内を洗浄します。
これはオイル交換前にやった方が劣化しなくていいと思います。
これで見えませんがバルブに溜まったカーボンも少し落ちてるといいのですがね。気休めです。
タイヤ交換で外した時に、マフラーも少し錆で白っぽくなっていたので、塗装しました。
どうしても熱が伝わるエキパイは錆び易いですね。下回りは雨や泥で汚れますし。
これで殆どの点検が終わりました。残るは前後タイヤ・ブレーキだけです。
次回はタイヤを掲載します。
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プロフィール
HN:
代表 高山光弘
年齢:
44
HP:
性別:
男性
誕生日:
1980/08/10
職業:
自営業
趣味:
バイク
自己紹介:
千葉県香取郡多古町を中心に、出張自転車修理業を営む自転車サンキューです。
ご用命がありましたら、ぜひお電話ください。TEL090-8308-0039
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