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千葉県香取郡多古町を中心に、出張自転車修理業を営む自転車サンキューのブログです。  日々の出来事や、ちょっとした事を書いていこうかと思っております。
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前回エンジン下部の分解まで掲載いたしました。
今回は最終組み立て前にシリンダーヘッド部を分解清掃します。

2ストロークエンジンのシリンダーヘッドはプラグの蓋だけですが、
4ストロークはバルブ、ロッカーアームなどの機械で複雑になっています。

ここにもベアリングが使われています。
こっちは大丈夫でしたのでそのまま使っています。

専用工具を使ってバルブを外しました。吸気と排気の2バルブ構成ですが、これは排気側です。
カーボン汚れで層が1mmぐらい厚く溜まっていました。
これが更に悪化すると、バルブがキチンと閉じないようになってしまい、エンジンの圧縮不良となってエンジンがキチンと動かなくなります。

主な原因として考えられるのが、小排気量の4ストローク車では、近所を5分ぐらい走るだけだとエンジンが充分に温まらず、燃焼不良を起こして煤が溜まりやすくなるのでないかと思われます。
対策として4ストローク車は確りと暖機運転が必要になるという事と、なるべく長時間を走って良く動かしてあげる事でしょうか。

それでもブローバイガス(未燃焼混合気)は発生しますので、環境規制から触媒を付けて、エアークリーナーBOXに戻したりしています。
そのような生ガスでエンジンオイルの劣化も早まりますので、3000キロごとの交換は必ず守らないとなりません。
私は以前にお伝えしたように、2000キロや1000キロごとでも良いと考えています。
なるべく綺麗なオイルで動かした方が、エンジンにとっても良いでしょう。

さて、続きの作業です。

下の排気ポートは勿論ですが、上の吸気ポートもブローバイの影響で汚れています。

上のバルブ画像と比べて綺麗になっているのが判りますでしょうか?


ポートの中まで綺麗にしたら、バルブとシート面を確認します。
ブラシで汚れを落とした時に細かな傷が付いたと思われますので、バルブの刷り合わせをしました。

後は部品交換しながら組み付け、最終組み立てになります。

やはり4ストロークは修理も面倒だし難しいですね。燃費は良いけど規制でパワーも無いし、
やっぱり気軽な2stの方が好きです。

次はエンジン組み立て、キャブレターではないのでFIのスロットルボディの清掃、その他タイヤとかブレーキとか細かな所が色々と残っていますので、それらを順番に掲載する予定です。店主
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プロフィール
HN:
代表 高山光弘
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1980/08/10
職業:
自営業
趣味:
バイク
自己紹介:
千葉県香取郡多古町を中心に、出張自転車修理業を営む自転車サンキューです。
ご用命がありましたら、ぜひお電話ください。TEL090-8308-0039
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