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千葉県香取郡多古町を中心に、出張自転車修理業を営む自転車サンキューのブログです。  日々の出来事や、ちょっとした事を書いていこうかと思っております。
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今回は前回に続いてエンジンのオーバーホールです。
昔の2ストロークエンジンのバイクなので、エンジンも定期的な清掃が必要なのですが、
構造は簡単でも作業は面倒で手間も掛かるので、限度を超えて使ってしまい、壊してしまう人が多いです。

自転車もスクーターでさえも使いっぱなしの使い捨てでは勿体無いですね・・・。

さて、作業風景に入ります。

今回のサンプルは18000Kmを超えています。
昔の原付バイクは千の位までで万単位が分からないメーターが多かったですよね。
1万キロごとのエンジンのO/Hに合わせて作られていたのでしょうか?

エンジンのシリンダーヘッド、周辺を覆うカバーを外すのも面倒です。

プラグも真っ黒、燃料・空気・電気の調整が合っていなかった模様。

ヘッドのカーボンスラッジ汚れ、約2万キロでこの状態です。
学生の頃に友人が乗っていたスクーターは2万キロで焼き付いた記憶があります。
今思えば、新車で買って2万キロで廃車とは勿体無かったですねぇ。
とは言うものの、私も25000kぐらいでピストンを破裂させました・・・・。
無知って怖い・・・。

掃除しました。綺麗に研磨すれば汚れにくいのかも知れませんが、
定期点検すればいいので軽く磨いて終わりにしました。

参考までに別のスクーター、?万7300キロ表示です。


この汚れ具合だと本当に7300Kですかね。17300だと上と変わらないはずですし。

さて戻ります。

ヘッドを外したらシリンダーのスリーブに塊がボロっと落ちました・・・。
これが噛み込んでいたらエンジン破損でしたね、危ない危ない。

内部は大きな傷も無く使えそうです。これが交換だとお金がかかります。

排気ポートも特に詰まってはいませんでした。

クランクケース側にガスケットがガッチリ張り付いて残りやすいのですが、
今回は綺麗に取れました。

ピストンは真っ黒ですね。上部と横の肩の部分も注意して確認。
欠けや漏れはなさそうです。

ピストンは大きな傷も無く使えそうです。
ピストンリングとガスケット類を新品交換して組みます。

センター芯だしして締め付けたらひとまず完成。
細部までやり方は説明していませんので、くれぐれも簡単にマネをしないでください。

構造はシンプルですが、ちょっとしたミスでエンジンをダメにする危険性もあります。

ちょっと長くなったので駆動系は次回にします。
同時進行で代車用もエンジンのO/Hをしたので、他の作業や慣らし運転も手が回らなくなりました。

お客様のDIOも修理で預かってきたら場所が狭くなってしまい、
急遽、代車も仕上げ作業。慣らし運転に時間を掛けたかったのですが、これは距離を走れそうにありません。
最悪焼きついたらまた作業しますか・・・・。

では次回約2万キロ使った駆動系の新品交換に続きます。
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毎日仕事も無く暇なので、中古バイク販売用にでもしようかとスクーターを買ってきました。
思っていたよりも見栄えが悪いので、こっちを代車用にして、そこそこ綺麗なアプリオを仕上げて売ろうかな?

カメラで写すと不思議なほど綺麗に見えますが、実際は劣化して汚い外装です。
まずは汚いので分解して掃除します。

埃やWAXが拭き取れなかったのか白い部分が出てきました。


外装を外して積年の埃や油を落とします。

2stオイルタンク付近はこぼれた油でギトギト状態・・・・。これが↓

こうなりました。油はパーツクリーナーでアルコール洗浄すればあっという間に綺麗に。

キャブレターを外してマニホールドの状態を見ます。
マニホールドはキャブレターとリードバルブをつなぐ部品ですが、
ヤマハのスクーターはゴム樹脂製ですので、割れて調子が悪くなったりします。
他社も同じような弱点はありますが、ヤマハの弱点ではここが目立ちますね。

やっぱりヒビ割れしていました。幸にも表面だけでしたので、無理やり液体ガスケットで塞ぎました。自家用ですから交換しませんでしたが、安い部品ですので新品交換をオススメします。

次は劣化したフロントタイヤを使えそうな中古に交換します。

ヒビ割れ劣化とスリップサイン間近、放置すると危険です。

左も山が少ないのですが、とりあえずヒビ割れがない奴で暫く使います。

ブレーキシューは磨耗で粉を噴いて汚いですが、そういう仕組みですので定期清掃しましょう。

はい、綺麗です。シューの磨耗限度は大丈夫だったので今回は新品には交換しません。

左が分解時のまま磨耗で銀に光った状態、右が軽くヤスリ掛けした状態。
また使えばすぐに左の状態になりますが、一時的にでも綺麗にすると気分が良いので気休めに脱脂もします。

ホイールの受け側も掃除をして当たり面を軽くヤスリ掛けします。

続いてリア側ですが、タイヤはフロントよりマシなので分解清掃だけにしました。
同じようにシュー・ホイールを綺麗にします。


上はグリースか錆か茶色い液体がシャフトに乗っていました。
下のこげ茶色は噛り付き防止のケミカルです。


この辺の作業は一緒です。多少錆が見えますが、ドラムブレーキの仕組みは水の浸入は完全に防げないので、ブレーキの当たり面だけ綺麗にして組みました。

次はリアサスペンションのオイルが抜けているような感じなので新品交換します。

油まみれでしたがパーツクリーナーで掃除してシリンダーを見ます。
この真ん中の黒と銀がストロークする部分ですが、傷で縦に黒くなっていますね。
スクーターのサスペンションは結構弱いです。

前も後も油が漏れていないか目視して、悪ければ早めに交換しましょう。
悪い状態だと、路面の段差で跳ね飛び上がってしまったり、衝撃でホイールが凹んだりと非常に危険が伴います。

点検を怠ると、思わぬ事故に繋がりやすくなってしまいます。命は大事にしましょうね。

それにしても少し直すだけでもお金が掛かります・・・。
部品代は車や大型バイクに比べたら原付なんてかなり安いのですが、塵も積もれば大金になってしまいます。
それでも安全に使用するには定期点検・交換が必須となります。

学生さんの通学用で新車購入しても、2年経てばあちこち悪くなっています。
インターネットオークションなどの安い中古では、もっと状態が悪いでしょう。
その悪い状態が今回のバイクですemoji
3万位で安いのないかな?なんて甘いです。修理費用も考えましょう。

次回は駆動系とエンジンの腰上O/H編です。
漸く猛暑日から比べて過ごし易くなってきました。

さて、今回は原付バイクの電球を交換致しました。
バイクは常時点灯のヘッドライト・テールライトと方向指示器のウィンカーランプ、
メーターのインジケーターランプなどがありますが、
圧倒的に劣化するのはヘッドとテールですね。

ヘッド切れで出張しましたが、同時に点検したテールも劣化して黒く曇っていたので注文しました。

ヘッドは切れていない別の球、参考用画像です。
また、電球はサイズ・形状の確認見積り後、取り寄せ注文となります。

原付の違反検挙で多いのが尾灯切れの整備不良ですので、
普段点検しないと気付かないケースも多いのでご注意ください。

原付バイクの修理見積りも、ぜひ当店へ! 自転車サンキュー090-8308-0039
まだまだ残暑が続いていますが、夏場の気温は路面温度にも影響します。
熱いアスファルトは50℃なんてこともありますよね。

ご存知の通り、タイヤはゴムで出来ています。
走行時やブレーキ時の摩擦でゴムが減るのは仕方がありませんが、
それを放置して酷使するのは非常に危険です。

これはスリップサインの限度まで使い切っているタイヤです。

タイヤ側面の▽三角サインのライン、溝の間にあるサインがスリップサインです。
左はフロント側で中央下部あたりの溝が三箇所繋がってきています。
右はリア側で最下部が溝と繋がっていますね。

リアがパンクで点検しましたが、一番減る中央部の厚みが殆どなく、
修理してもまた直ぐにパンクしやすいので、新品交換しました。

消耗品には限度があります。
タイヤにはお金を掛けて早めに交換した方が、脱輪事故を防げます。

空気圧・減り具合はこまめに点検しましょう。

因みにこれは以前にも出した画像ですが、言わずもがな酷い状態です・・・。


タイヤの値段が高いからと交換を渋っていると、
思わぬ事故で高くつくかもしれません。

自転車、バイクの点検・見積り相談は是非当店までご連絡ください。
出張修理専門店 自転車サンキュー 090-8308-0039
先日からカメラが充電出来なくなり、バッテリーが完全に劣化して放電したようです。
バイクも長期放置や劣化によって完全放電してしまいます。

ターミナル端子が白や黄、青みがかった粉を噴いていたら
間違いなく交換したほうが良いでしょう。

本日は原付のタイヤ作業のついでにバッテリーを確認しましたが、完全に劣化して粉噴き状態でした。
電動自転車のバッテリーも劣化したら交換が必要になります。
バッテリーは消耗品です。定期的に交換して使用し、良い状態を保ちましょう。

今回はタイヤの画像です。
これは先日まだカメラが動いていたときの画像ですが、
まだタイヤの溝はありましたが、バルブから空気が抜けてパンクしたようで、
そのままの状態で走ってしまったらしく、横が切れてしまっています。


溝があるのでもったいないですが、パンクした状態で走ったらもう使えません。

自転車もバイクもパンクしたまま走ると、タイヤもチューブも変形したまま傷がついてしまい、新品交換が必要になります。
パンクしたらなるべく動かさず直ぐに修理するようにしてください。
邪魔にならない場所へ移動する際は、車体に乗らずに持ち上げて移動してください。

本日は脱輪状態のタイヤでしたが、やはり少しパンクしたまま走ってしまったようでした。
そして中古で癖があるのか専用工具を使用してもうまくビードがあがりませんでした。
今回は何十分もうまく行かず、タイヤの新品交換で対応させて頂きました。

バッテリー、タイヤ以外もバイクの修理依頼はぜひ当店にご相談ください。店主
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プロフィール
HN:
代表 高山光弘
年齢:
44
性別:
男性
誕生日:
1980/08/10
職業:
自営業
趣味:
バイク
自己紹介:
千葉県香取郡多古町を中心に、出張自転車修理業を営む自転車サンキューです。
ご用命がありましたら、ぜひお電話ください。TEL090-8308-0039
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