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千葉県香取郡多古町を中心に、出張自転車修理業を営む自転車サンキューのブログです。  日々の出来事や、ちょっとした事を書いていこうかと思っております。
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今回はタイヤ交換です。減りやすい後から点検します。

限度まで来ていますので、要交換ですね。通常タイヤも8000~1万キロ位で磨耗限度になると思います。


ブレーキダストはきちんと清掃しておきます。

新品タイヤに交換して組み付けます。

次は前タイヤです。今回は磨耗も劣化も少ないようなので、そのまま分解清掃だけしました。


ブレーキダストも少ないので、磨耗も少なくまだまだ使えそうです。

シュー側は磨耗も少ない割には結構汚れて見えますね。ダストが研磨剤の役割で余計に減るのを防ぐ為、定期清掃した方が長持ちします。

ホイールもまだ錆が無く綺麗です。さすが2011年式で新しいバイク!

オイルダンパー式なのでオイルシール漏れが無いか点検します。
まだ新しいので大丈夫ですね。フロントフォークは漏れが無くても2万キロ毎に内部のオイル交換は行った方が良いでしょう。
オイルシールはゴム製ですので、毎回新品交換が必須です。


外装パーツを組んで試運転します。電球切れが無い事も確り確認し、検査点検用紙に記入して終了です。
見えない右側に傷が多いのですが、中身はバッチリOKに仕上がりました。

原付の中古車は程度の良い物の仕入れに苦労します。多くは乗りっぱなしで使われていますからね。
このバイクは中古入荷予約済みのお客様に優先で販売交渉いたします。
値段交渉が纏まらない場合は、在庫中古車として掲載予定です。

点検・修理・販売の御相談もぜひ当店へ。自転車サンキュー090-8308-0039
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今回はオイル交換です。
2ストロークエンジンは混合気と共に燃焼させるので、切らさずに補給しなければ潤滑が止まって焼き付き、壊れてしまいます。
では、4ストロークではどうでしょうか?
車だと3000キロとか5000キロもしくは6ヶ月とか1年に1回は交換ですよね?
バイクも同じなのですが、特有の仕組みにより、使用状況によって変化してしまう危険な罠があるのです。

まず、エンジンに入っている容量を御確認ください。700~800mL位で1リットルも入っていないかと思います。小排気量なので車と比べたら量が少ないですね。

次は仕組みです。オイルはエンジンの潤滑に欠かせませんが、極微量はピストンリングを超えて
燃焼室に入りますので、2ストと同じく燃やして走る状況にもなっています。
また、エンジン内が磨耗してクリアランスが大きくなったり、支那製品など素材で最初からクリアランスや精度が悪く大きい物もあります。
隙間が大きい=熱に晒される=オイルが劣化しやすいので汚れるという仕組みです。

私の経験では、古い4st空冷単気筒エンジン200ccの軽二輪で高速道路を走ったら、4stなのにオイルが燃えてかなり減った事があります。
     4stでも「減る」 これが胆です。

そして前回のエアーフィルターを見てください。エンジンから排気した未燃焼ガスをもう一度
吸気に戻して完全燃焼をさせます。
エンジンオイルはエンジンに入っていましたよね?どこに行きました?何処にも移動していませんか?
エアークリーナーの中のフィルターに付着したのと、ドレンという透明チューブに溜まっていますよね?

そうなんです。オイルは1.少ない量で2.劣化し易く3.燃えて減り4.内部移動もしています。
ですから油量の点検は必須ですし、3000キロどころか2000キロ毎に交換した方が良いかもしれません。

勿論使用状況によって変わりますが、大きな声では言えないような常時全開走行を続けていると、私の高速道路の経験のように高回転高負荷でかなり早く減る事もあります。

オイル管理を怠ると、内部の潤滑が悪くなり、ベアリングの故障も起こり易くなります。
以前に掲載していますが、スズキのレッツ4やアドレスV50はベアリングの故障が目立つ車種ですね。
http://jitensya39.blog.shinobi.jp/%E6%95%B4%E5%82%99/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%80%80%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9v50g%E3%80%80%E6%95%85%E9%9A%9C%E8%BB%8A%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%80%801.%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E5%86%85%E3%81%AE%E7%95%B0%E9%9F%B3_135

ものすご~~~~~く前置きが長くなりましたが、作業に入ります。

車では上抜きなんかありますが、バイクは横もしくは下しかありません。
このJOGはキックの左側下センタースタンド辺りにドレン口があります。
普段は多くの業者が横のそこからしか作業しませんが、今回はフィルターも外すので完全な下抜きをします。

カメラが悪くて見えませんが、スタンド上に丸い穴があります。

洗浄後ですが、このように金属のフィルターで金属片等の異物を濾過してオイルポンプで潤滑させています。
これは業者が定期点検でしか開けない部分でしょうね。Oリングゴムの新品交換も発生しますし。

エンジンオイル交換作業は飛ばしてトランスミッションギヤオイル交換です。
新品はほぼ蜂蜜のような透明さがありますが、こんな色で出てきました。
1万キロごとの交換が必須です。

オイル管理は重要です。早めに点検・交換をしましょう。

次はFIスロットルバルブの洗浄です。スプレー剤でエンジン内を洗浄します。
これはオイル交換前にやった方が劣化しなくていいと思います。

これで見えませんがバルブに溜まったカーボンも少し落ちてるといいのですがね。気休めです。

タイヤ交換で外した時に、マフラーも少し錆で白っぽくなっていたので、塗装しました。

どうしても熱が伝わるエキパイは錆び易いですね。下回りは雨や泥で汚れますし。

これで殆どの点検が終わりました。残るは前後タイヤ・ブレーキだけです。
次回はタイヤを掲載します。
前回の点検に続いて駆動系です。
スクーターはチェーンではなく、ベルトで駆動しています。
車でもファンベルトやタイミングベルトなど耳にした事があるかもしれませんが、ベルトも磨耗したら交換が必須となります。

特に負荷が掛かる駆動ベルトですから、8000キロから1万キロごとの交換が推奨されているのです。
まずはケースを外します。


走行15000キロですがベルトが削れた粉塵で汚れていますね。


キックギヤ・スプリング・ケースにこびり付いた物を清掃しました。


部品を外して内側も清掃します。旧JOGと違ってセルモーターが反対側に設計されているので、スッキリしているように感じます。
こっちの方が掃除し易くて好感が持てますね。

駆動パーツはそこそこ磨耗しています。ベルトは限度まで磨耗していました。
たったの10000キロで交換が必須ですから、壊れるまで無理矢理動かしているバイクは危ない状態になっているので、怖いですよ~。

新品部品で組みます。年に何度も交換する物でも無いので、年1回か二年に1回ぐらいはお金を掛けて調子良く動くようにして貰いたいです。
新車で壊れるまで使用して乗り潰すのもユーザー次第ですが、壊れないように整備して使うのもまたユーザー次第です。

最近の自転車のように、バイクも錆びて壊れたら使い捨てではもったいないですよ。


これで完成です。
定期的に分解清掃を行わないと、磨耗した粉塵で余計に磨耗が進みますので注意が必要です。

きちんとお店で点検・修理を利用し、安全に乗ってください。

次回はエンジンオイル・ギヤオイル交換とその他点検を掲載予定です。
前回の点検に続いて作業した項目を載せます。
まずはプラグです。これはエンジンに電流を流して爆発させる為の重要な部品です。

以前のJOG ZRでも掲載しましたが、1万キロ毎には交換が必須になる部品です。

メーター走行距離15000キロ弱のものですので、恐らく2本目の物で5000キロは使っているかと思われます。
磨耗は進んでいましたので、5000キロ程度でも今回で新品交換してしまいます。
2ストロークだと真っ黒に汚れが溜まってきますので、もっと早く交換した方が良いかもしれませんね。

次はエアーフィルターです。これもZRでも載せましたが、オイルが溜まるようになっています。

ZRは溢れるほど充満していましたが、これも半分以上溜まっていますね。

ケースに溜まっている周辺も良く掃除します。

オイルを捨てて、綺麗に空にします。次はフィルターを掃除します。


ブローバイガスで黒く汚れていますね。周辺の埃も掃除します。

次は冷却水です。昔から多くのスクーターは空冷でしたが、最近は小排気量でも水冷式となったので、車と同じように2年ごとに交換しなくてはなりません。

法的に車検が無くても、所有者の責任において管理は必須です。
積極的に年次点検を受けるようにしましょう。


リザーブタンク内は青っぽい物が入っていました。冷却水LLCは赤や緑色が多いので珍しいですね。
ラジエターから抜いて入れ替え、エンジンを掛けてエアー抜きもします。
結構面倒な作業です。でも2年に1回ですから、キチンと行わないとダメです。
内部が錆びたりオーバーヒートでエンジンが壊れたら終わりですからね。

そしてこの新型JOGの嫌な点がひとつあります。それはラジエターのドレンプラグがプラスチック製で、ねじ山が直ぐにダメになる事です。
ネジでは外そうにも外れないので、ペンチで丸ごと回さないと外れません・・・・。
入れるときも丸ごと回さないとネジがダメになるので、これはどうにかならないのかなぁ?
メーカーの設計で悪い点ってあるんですよね。最近のHやSよりは良いと思うのですが、ここだけは毎回新品部品を取り寄せる破目になるので面倒です。

次回はこれも重要な点検項目、駆動系整備を掲載します。
この間、長期在庫していた新型JOGが売れたので、また1台だけ仕入れました。
今回は外装が割れて傷が多い物でしたが、調べたら2011年製造のまだ新しい物でしたので、良いベース車両が手に入りました。

まずは外装を外して掃除をします。

錆も殆ど無くて良好でした。畑が多い場所で風が強いと、どうしても中まで埃が入って全体が埃まみれになり其処から錆が進行してしまうのですが、これは都市部で使用されていたのかな?埃のコーティングも軽く掃除するだけで済みました。


スイッチボックスやスロットル、ブレーキワイヤー・レバー類など点検・給油脂をします。


各部増し締め点検を行い、ハンドル周りが仕上がりました。
アクシス90の点検時はスロットルホルダーの動きが非常に重く、おかしいと思って点検したら、グリースがこれでもかというほど塗ってあり、逆に動きを妨げる状態になっていた事がありました。
スムーズな動きの為には薄く少量を使用しなければなりませんが、素人整備でもしたのでしょうか?
正しい整備知識が無いと、折角点検整備をしても無駄になってしまいます。

安易な真似をして壊さないようにしてくださいね。

次回は消耗品や点検項目を掲載予定です。
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代表 高山光弘
年齢:
43
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誕生日:
1980/08/10
職業:
自営業
趣味:
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自己紹介:
千葉県香取郡多古町を中心に、出張自転車修理業を営む自転車サンキューです。
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